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TECHNOLOGY INTRODUCTION 技術紹介

金型技術

平面度、真円度の追求出来る工作機械で、研削中心に再現性のある金型加工をしています

金型設計

お客様のニーズを図面に

成形品の図面をつくり、量産態勢に持ち込むまでを担当している部署です。
完成形の図面を頂いてご注文通りに作るのはもちろんですが、自社で設計と提案をする「攻めの営業スタイル」もモットーにしています。お客さまがどのようなユニットを作りたくて、そのためにどのような成形品が必要なのか。細やかなやりとりの中でそうしたニーズを正確にくみ取り、かゆいところに手が届くように図面へと落とし込んでいくのです。

弊社は比較的単純な形状の部品を高精度で成形することが得意なので、そうした強みもお客さまに示しながらベストな図面を一緒に模索していきます。流動解析のソフトウェアも導入しており、材料の温度や粘度などの各種パラメータを活用して綿密にシミュレーション。その後は試作品の金型を工作課につくってもらい、ご納得いただけたら量産化がスタートします。

通常は金型製作を社外に依頼する場合も多いですが、弊社は自社に金型づくりの部門があります。そのため綿密なコミュニケーションを取り、お客さまのニーズに素早く対応できるのです。もちろんコストとの兼ね合いなども考慮しなければいけませんが、間違ってはいけないのは第一に「お客さまが何を望んでいるのか」を考えること。具体的な設計は2次元CADと3次元CADを使い分けながら進めています。

金型設計についてより詳しく知りたい方はこちら

金型加工

自社製作が最大の強み

一般的には下請けに出す部分ですが、弊社は自前の金型製作部門を持っています。
図面を作成する設計部門、実際に製品をつくる生産部門との間で円滑なコミュニケーションを取ることにより、設計から試作、量産化に至るまでのスピードを速くすることができるのです。また、成形品に使用する素材がマグネットなど特殊な場合も多いため、それに応じた独自の技術を蓄積、熟成しています。

複数の「金型職人」がそれぞれ多種多様な工作機械を駆使し、技術の結集として一つの金型をつくり上げていきます。もちろんケースバイケースですが、1種類の金型が完成して量産ベースに乗るまでに必要な期間は約1カ月。場合によっては細部の修正を4、5回ほど繰り返しながら練り上げます。もちろん、設計部門から来た図面に沿って精度を高くつくるのは大前提。さらに、特殊素材ならではの成形の難しさを金型でカバーできるよう細やかな工夫を凝らしたり、それぞれの職人が独自の技術を追求したり。

また、金型製作の進捗をリアルタイムで共有できる生産管理システムも導入しました。納期から逆算していく考えのもと、進み具合など必要な情報を他部署と共有。全体の作業ボリュームとそれに対する現状を「見える化」することにより、お客さまに対してより透明性を持った説明をすることが可能となりました。

いずれにしても、プログラムを組んで動かす機械に対する気遣い、生産部門など他部署に対する気遣いができるかどうかが重要です。弊社の生命線とも言えるこの部門。あくなき技術向上への取り組みが続いています。