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TECHNOLOGY INTRODUCTION 技術紹介

品質保証・品質管理

安定供給の製造体制

綿密なコミュニケーションより、受注検討から製品提案、金型設計、金型製造、射出成形、検証、品質保証、量産製造まで、お客さまのニーズに迅速対応している、お気軽にご相談ください。

金型設計

金型製造

射出成形

検証

品質保証

お客さまに満足していただくために
社内全体を見渡しながら仕組みを構築

お客さまの窓口として品質保証部があります。以前は製造部内の「品質保証グループ」でしたが、2022年1月に部として独立しました。納品した後からが主な仕事。出荷した製品でお客さまが部品を組み立てる工程において、不具合を出さないよう保証します。そのために最も大切なことは、クレームが出ないように心がけること。ハヤシテクノの品質レベルを上げ、お客さまから要求される水準にいかに近付けて保つか。クレームを出すことは、お客さまにとっても非常に大きなストレス。満足していただけるよう日々管理をしています。

そのためには社内で円滑な意思疎通を欠かさないことが大切です。各部署からヒアリングをしながら現状を把握。日々生産される製品に変化はないか、イレギュラーな事象は起こっていないか。現場に足を運んでコミュニケーションを取ります。部署ごとに考えやプライドがあり、時には意見が衝突することも。それでも最終的なゴールはお客さまに感謝されることで、全てはそのためのプロセスです。社員全員で信頼を積み上げていきます。

同時並行で書類の作成や整理、現行の運用の見直しや修正更新も実施。その一環として、現在は国際規格「IATF16949」の取得に向けて準備を進めています。IATF(国際自動車産業特別委員会)が認証する、自動車産業に特化した品質マネジメントシステムに関する規格。ISO9001をベースとして策定され、自動車産業に重要な要求事項を付け足した厳格なものです。弊社も自動車産業の一部を担っている自覚のもと、規格を満たすのに必要となる社内のルール構築などを実施。「取得」がゴールではなく、維持していくための仕組みづくりを模索しています。

お客さまにもお客さまがいて、さらにその先にもお客さまがいて、最終的なエンドユーザーは私たち個人。現代は品質に対する要求が非常に高まっており、その水準にいかに近付けるかは大きな課題です。毎日同じ製品を作り続ける営みは、決して簡単ではありません。その管理を徹底して求めていくのが、品質保証のミッションです。

品質管理

最終工程 納品前の「防波堤」

成形品を抜き取りチェックする「品質パトロール」を頻繁に行い、出荷される製品に不具合がないかを監視します。

さまざまな測定器具で外観や寸法などを可能な限りリアルタイムに調べ、その結果を射出成形の現場にフィードバックします。弊社の場合はマグネットという特殊素材を使う場合もあるため、そのときは磁気特性もチェックする必要があります。たとえ製品に不具合がなくて5年、10年と順調でも、1回でも大きな失敗があれば信頼を失うのはあっという間。そのことを肝に銘じ、同じ社内でも「馴れ合い」にならないよう留意する必要があります。

また、製造業を取り巻く環境は目まぐるしく変化しているため、お客さまのさまざまな問い合わせに即応できるよう常にアンテナを張っておくこともこの部署の特徴。例えばメーカーから購入して使用する材料に特定の物質が含有されているかどうか、紛争地帯で採掘された鉱物を使用していないかどうかなど、多種多様な問い合わせに応じます。ひと昔前と違い、今は単に製品をつくって納めるだけでは同業他社と比べて競争力に欠けます。

高品質は当然として、プラスアルファの保証がどれだけできるかも重要なのです。